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【部位別】関節痛のしくみと原因

関節痛の正しい知識をつけて適切な対応をしよう

ひどくなると日常生活にも不自由をきたす関節痛。関節痛は、じわじわと症状が悪化していく進行性の病気で、一度発症すると元の状態に戻すのは難しいと言われています。

でも、関節の痛みが起こる原因や、関節痛のしくみを知り、正しく対処すれば痛みを和らげたり、進行を遅らせたりすることは十分に可能です。関節痛は誰にでも起こり得る病気です。いざという時のために、正しい知識を得ておきましょう。

そもそも関節のしくみは?

関節はざっくりいうと、骨と骨の間のクッションの役割となる部分。一方が凸、もう一方が凹となる骨で構成され、骨と骨の間には隙間があります。
関節と関節がぶつかる場所は関節軟骨で覆われ、関節の隙間を骨液が満たして骨同士の摩擦による衝撃を吸収し、スムーズな動きを維持しています。

日常の動作やスポーツで関節軟骨がすり減る

ところが、日常生活の動作やスポーツ、加齢などで関節軟骨がすり減ってくると、骨同士がぶつかって痛みが生じるようになります。これが、40代以降に多く発症している「変形性関節症」です。

変形性関節症は、ひざ、股関節、肩、ひじなどに表れやすく、ひどくなると立つ座る、歩く、手を挙げるなどの簡単な動作も辛くなってしまいます。

高齢になればなるほど関節痛のリスクが高くなる

変形性関節症は、年齢が高くなればなるほど、男性よりも女性の患者が増える傾向にあるようです。初期段階だと湿布等を貼ったり安静にしたりすることで痛みが引きますが、治ったと勘違いしてまた関節に負担をかけ続けているうちに症状が進行してしまうので、適切に対処しましょう。

さらに腰の場合はヘルニアなど関節痛に似た症状の出やすい場所です。腰痛がひどくなると、足に力が入りづらくなりベッドから起き上がれないなんてこともあります。そんな腰痛が初期の状態なら適切に対処していけば、ひどくならずに済むかも知れません。なので、まずは原因をしっかりと理解し、どういった対処をしていけば良いのかを知りましょう。

それぞれの部位についての原因と対策を考えよう

膝の痛みの原因と対策

関節痛の中でも、もっとも多いと言われている膝の痛みは女性に多い症状とされ、O脚状の変形を伴いながら内側の関節の軟骨がすり減っていきます。

膝関節痛の原因は膝への直接の負担で、体重の3,4倍もの負荷がかかることもあるため、加齢による筋肉の衰えや日常生活の動作の蓄積による症状の進行に注意が必要です。

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が減っていき、変形をきたす病気です。初期段階では自覚症状がありませんが、水が溜まったり炎症を起こすことも。

対策方法としては、関節の軟骨の主成分であるコラーゲンを配合したサプリメントがおすすめです。

膝関節の原因は大半を老化が占めていますが、それ以外の原因もあるため、ご紹介します。

原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与しています。また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。

出典:公益社団法人 日本整形外科学会
http://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html

とのこと。何が原因で発生した膝の痛みがわかると、その後の対策もしやすくなります。膝の痛みは関節痛の中でも起きやすく、放置しておくと歩くのまで困難になってしまうため、早めの治療が必要です。

股関節の痛みの原因と対策

股関節は体重を支えたり、歩行や昇降などの動作を行うための部位です。ここに痛みが出たり、重たさや突っ張りなどを感じる場合、股関節痛の可能性があります。

股関節痛の原因は加齢の他、遺伝的要因や筋肉の疲労などが挙げられますが、変形性脊椎症や座骨神経痛などの他のトラブルが原因となるケースもあります。

股関節痛は、軟骨がすり減ることによるトラブルですが、筋肉を鍛えたり体重を増やさない、軟骨の主成分であるコラーゲンをサプリメントから摂取するなどの工夫によって、日常生活から予防することができます。

股関節は足を動かすためになくてはならない関節です。そのため、痛みが出ると生活にも支障が出てしまいます。原因について詳しくご紹介します。

原因は発育性股関節形成不全の後遺症や股関節の形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので股関節症全体の80%といわれています。最近は高齢社会となったため、特に明らかな原因となる病気に罹ったことが無くても年齢とともに股関節症を発症してくることがあります。

出典:公益社団法人 日本整形外科学会
http://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html

とのこと。以前の症状が原因となって発生することが多いのですが、原因不明の股関節症もあるため、年齢を重ねてから起こる痛みには気を付けなくてはいけません。ひどくなると人工股関節手術をすることもあります。

ひじの痛みの原因と対策

肘関節痛は、テニスやゴルフなどの腕を使うスポーツや、重労働などを行うことで発症しやすくなります。

ひじを曲げる度に痛む、ひねると痛いなどの症状がある場合は肘関節痛のおそれがあります。肘関節痛の原因は、関節の使いすぎの他、体質やケガなどによっても発症します。

予防法としては、仕事や家事などで腕を使う際には関節を使いすぎないようにすること、長時間同じ姿勢を続けないこと、軟骨の主成分であるコラーゲンサプリメントを摂ることなどが挙げられます。

ただしケガや病気による関節痛の場合、コラーゲンは有効ではないので注意が必要です。

肘の関節痛は下半身の関節痛よりも起こりづらいとはいえ、関節である以上は発症する恐れがあります。何が原因であるかを考えてみましょう。

肘関節の酷使(スポーツ、重労働)肘関節内骨折などの肘関節外傷、関節炎などが原因としてあげられます。
病態は、外傷では関節軟骨が摩耗して骨が関節面に露出し、主に内側では過剰な骨の突起(骨棘)ができます。骨棘は出っ張っているため関節の動きを制限します。

出典:公益社団法人 日本整形外科学会:変形性肘関節症
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/elbow_osteoarthritis.html

とあるように、肘は腕を酷使することによっておこる場合がほとんどです。膝関節よりは比較的起こりにくいとはいえ、進行すると関節内で遊離体となり引っかかることがあり、ロッキングと呼ばれる肘の曲げ伸ばしにも影響してしまいます。ロッキングになってしまうと、肘が動かなくなってしまい、口に手が届かなくなるなど日常生活にも支障をきたす可能性があるでしょう。

肩の痛みの原因と対策

四十肩や五十肩などの痛み、またはスポーツによる痛みなど、さまざまな原因で肩関節痛が起きることがあります。

寝返りが辛い、腕が上がらないなどの症状が代表的であり、パソコン作業(デスクワーク)などの長時間同じ姿勢でいることが、肩の痛みを引き起こす原因となります。

ずっと同じ姿勢でいることで関節の固定や炎症が起こり、痛みが現れやすくなります。特に肩の柔軟性が低下するほどに血行が悪くなっていくため、冷え症や猫背などの改善、軟骨の主成分であるコラーゲンの摂取によって、対策を講じていくことが大切です。

肩は多くの人が痛みを感じやすい箇所です。しばらくすると回復していくこともありますが、関節の中でも大きな部分なので、痛みと付き合うのは大変です。その原因についてご紹介します。

中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。

出典:公益社団法人 日本整形外科学会:五十肩(肩関節周囲炎)
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html

とのことです。いわゆる五十肩、と呼ばれる肩の痛みの原因についてご紹介しました。組織の炎症は酷使するほどのひどくなるため、腕が上がらなくなるといった症状を起こす可能性があります。

腰痛の原因と対策

腰痛は、10人に1人が悩んでいると言われるほど身近なトラブルです。腰の痛み、咳などが腰に響く、お尻のしびれなど、さまざまな症状が現れます。

腰痛の原因は腰まわりの筋肉の衰えによるものですが、腰椎椎間板ヘルニアや変形性腰椎症などの病気による腰痛なども原因として挙げられます。

椎間板ヘルニアなどが考えられる場合にはすぐに病院での診察が必要ですが、症状が軽く筋肉の衰えや運動不足などが原因の場合は、運動習慣をつけたりコラーゲンの摂取によって関節軟骨を強化していく方法も腰痛対策として有効です。

腰痛の原因は実にさまざま。どんなことで腰痛が起こるのかを知っておきましょう。

先天異常や側弯症、腰椎分離症など主に成長に伴っておこるもの、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性すべり症など主に加齢により生ずるもの、腰椎骨折や脱臼などの外傷、カリエスや化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの、転移癌などの腫瘍によるものなどがあります。

出典:公益社団法人 日本整形外科学会:腰痛
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html

とのことで、自分で簡単には判断できないほど、たくさんの原因があります。また、そのほかに腰以外に由来する原因もあるため、腰痛は放置してはいけない痛みです。