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サプリメントの不正表示にご用心

関節痛に悩まされている方の中には、痛みの改善を期待してサプリメントを摂取している人も多いと思います。

「コラーゲン」や「グルコサミン」など、関節痛に良いとされるサプリメンとは今や色々なメーカーから、様々な種類が発売されています。しかし、どれが良いもので、どれが悪いものなのか、きちん選択して摂取できていない、という人もいるのではないでしょうか。

さらにサプリメント商品の中には「不正表示」や「誇大広告」によって、通常の効果よりも飛躍して宣伝してあるサプリメントも多く、惑わされてしまう人もいます。

今回はそんなサプリメントの不正表示や広告の注意について、ご紹介しておきたいとおもいます。

知っておきたい!成分含有量の表示について

サプリメント

サプリメントは、自分が求める効果が期待できる有効成分がきちんと入っているのかが大切です。

そんなサプリメントに有効な成分が入っていない、もしくは入っていても有効量に満たず、期待したい効果が発揮されないのにもかかわらず、成分表やパッケージに「有効成分が含まれている」と表記してある場合があります。

原材料名は、含まれている量の多い順に記載される決まりになっています。そこに有効な成分が入っていたとしても、量が限りなく少ない場合には摂取しても意味のない場合があります。

度々ニュースにもなりますが、さらに悪質なものになると原材料が入っていないのに、含有されているかのように謳い、実際に表記されている例もあるようです。

表記されていて実際に入っていない場合は判別がつきにくいですが、成分と量がきっちりと記載されているものに関しては、期待される有効成分量が入っているのかの判断の目安になります。購入の際にしっかりと確認しましょう。

サプリメントの誇大広告とは?

サプリメントは販売促進効果を狙って、パッケージやPR広告に大々的に成分や効果を謳ってあるものが多いです。

しかし、基本的には「医薬品」と認定されたものでない限り「効果」があることを表示、広告してはいけない決まりになっています。

ただし、「効果が期待できます。」や「腰の痛みに!」など、はっきりと効果を示さないでPRとしてパッケージに記載されているところは多いです。こうした文言に対する規定の線引きは曖昧ですので、メーカーもここを突いた広告を行なっています。

もちろん、効果が0ではないものもたくさんありますので、一概に全てが嘘だとは言えませんが、通常の効果よりも期待されるように広告を派手に行なっているものもありますので注意が必要です。

「学会で発表」は必ず信用できる?

「〇〇学会で研究発表された!」などという広告の仕方を行なっているサプリメントもありますが、それが本当に効果を示すための指標になるかと言えば必ずしもそうとは限りません。

そもそも、学会というものは法人にしても任意にしても、どこかに届出を出して許可をもらうものではありません。個人で〇〇学会と謳えば簡単に作れてしまうものなのです。

論文も同じで、誰でも作ることができますし、一般的に知られている学会でもよほど突飛な内容でない限り、間口が広いものなので論文発表自体は行うことが可能になっています。

きちんとした医学の研究発表でも時間が経過して、さらに研究が進んでいくことで以前発表された内容と全く異なる結果になることもあります。

そのようなことからも、学会で論文発表されたという事実が、効果の確実性を担保するものではありません。

ただし、格式ある学会などで著名な方が発表されたものに関しては、信頼できる内容であることも事実としてあります。学会で発表されたという事実だけでなく、「どこで」「どのように」「誰が」発表した内容なのかが大切です。もし気になる内容があったら、図書館のレファレンスサービスやインターネットサービス「CiNii Articles」を利用して検索してみましょう。

サプリメントと医薬品の違い

医薬品とサプリメントを同時に取り扱っている会社も多くありますが、この二つは似ているようでそれぞれに違いがあります。

(1)サプリメントについて

サプリメントや健康食品というものは、とても曖昧なもので、「健康の保持や増進に関わる食品全般」といった広い定義付けがされています。

一般的には「食事で不足しがちな栄養素を補う」ということを目的とした商品が多いです。

そのため、関節痛などに効果が期待できるというサプリメントはたくさんありますが、根本的な治療を行うための「薬」とは違います。

(2)医薬品について

医薬品は、基本的には人や動物に対して、疾病の治療や予防、検査などに取り扱われる薬品という位置付けになっています。

病院を受診して、医師の診察のもと処方される薬などが代表的なものになります。定義としては「医薬品医療機器等法」によって決められています。

さらに、医薬品とし販売、流通させるためには、厚生労働大臣による承認が必要であり、その許可が降りなければ成分の「効能」や「効果」を明記させることができません。

つまり、医薬品として認可を受けて販売されているものに関しては、国で健康効果などが認められた薬ということになり、安全性や医学的根拠に基づいた効果が期待できるということになります。

医薬品

サプリメントの不正表示についてのまとめ

サプリメントに表示されている内容が、必ずしも虚偽で信用のならないものというわけではありませが、セールスのために通常よりも誇大広告されている、もしくは嘘の表記をされていることは残念ながらあります。

そのため、サプリメントの広告表記に対してしっかりとした知識を持っておくことは重要です。

きちんと含有されている成分やその成分がもたらす効果、そして有効成分量が含有されているのかなど、広告の文言だけでなく、しっかりと自分で見極められることが大切です。