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関節痛に効くとされるサプリメントの主な成分

知っておきたい関節痛に良いサプリメントの成分と、それぞれの効果・効能をまとめました。膝が痛い、肘が痛いなど、関節の痛みに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

関節の痛みを和らげるためにサプリメントで補いたい成分

膝や肘などの関節痛の痛みを和らげるサプリメントがたくさん出回っている今。でも、ひとくちに関節痛サプリメントといっても、使用されている成分や配合も違えば、期待できる効果も異なります

関節痛に効くとされる成分にはどのようなものがあるのかを知り、それぞれの作用や摂取量、副作用の注意点などもしっかりチェックしておくようにしましょう。

関節の痛みを和らげる代表的な成分は、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸など。これらは、すべて軟骨をつくる成分として存在しているものです。これらが年齢とともに体内から不足すると、軟骨がすり減り、スムーズな動作ができにくくなってしまいます。

コラーゲン

関節の軟骨本体の約15~20%がコラーゲンからできています。役割としては関節にかかる衝撃を吸収。しかし、加齢とともに軟骨はすり減ってしまい、骨同士がぶつかりあってしまいます。その軟骨の主たる成分であるコラーゲンの摂取することで、軟骨再生をサポートします。

コラーゲンは経口摂取することで、胃で分解され血液の中に吸収されます。分解後は再構築するための材料(アミノ酸)として使われ、線維芽細胞の増殖を促進するという報告があり、実際に行われた試験でもひざの曲げ伸ばしに改善がみられています。

コラーゲンは年齢とともに量・質ともに低下すると言われており、古いコラーゲンを分解する力も年齢に応じてダウンしていきます。50代になると、20代の頃の4分の1程度のコラーゲン量しか保持できないとされており、関節などに柔軟性が失われてしまう可能性があります。

ひざの曲げ伸ばしなど、関節に関わるトラブルに悩んでいる方はもちろん、体重が多く関節に負担がかかっている方や年齢による加齢が気になる方に有用です。

関節痛の進行を予防するために筋力の維持や体重の減少などを心掛けながら、コラーゲンの摂取を継続的に行うことが推奨されます。

参考:コラーゲン|e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-011.html

コンドロイチン

コンドロイチンは、軟骨や皮膚、骨など、細胞の構成成分であり、数えきれないたくさんの細胞を繋ぎ合わせる役目も果たしています。関節軟骨に含まれており、またヒアルロン酸を主成分とした滑液を含んでおり、骨と骨の摩擦を防ぐ役割があります。

関節痛が起きる仕組みは、腰やひざなどにあるクッション材であるコンドロイチンが減少するためと言われています。

コンドロイチンは体内で生成されますが、年齢とともに減少するため、高齢者や関節痛を発症した方は食べものやサプリメントなどから継続的にコンドロイチンを補う必要があります。

コンドロイチンの効果は軟骨に弾力性や保水性を与える点です。摂取することで、ひざなどの関節痛の緩和に期待できます。

また、カルシウムを吸着して骨に取り込みやすくする効果があるため、カルシウムを摂取した後はコンドロイチンも同時に摂ると効果的です。

山芋やオクラ、フカヒレなどの食材にもコンドロイチンは多く含まれていますが、食べものから摂取しきれない場合にはサプリメントの摂取が効果的です。

参考:コンドロイチン|顎関節滑液コンドロイチン硫酸由来不飽和二糖の微鑿定量とその臨床的意義
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikaigaku/60/2/60_KJ00001277880/_pdf/-char/ja

グルコサミン

グルコサミンはおもに軟骨を形成する原料となっています。グルコサミンはすり減ってしまった関節軟骨の修復や、関節の痛みを緩和する作用があります。関節をスムーズに動かすための重要な成分です。

グルコサミンはヒアルロン酸などの体内の水分を構成するアミノ糖で、関節の動きを滑らかにしたり、関節痛を改善する効果が期待できる物質です。

中でも「N-アセチルグルコサミン」は普通のグルコサミンよりも体内で効率良く利用されることが知られており、約3倍もの量が体の中で利用されると言われています。

関節痛予防のほか、骨関節炎への緩和効果もあると言われており、日本整形外科学会制定の「変形性関節症疾患治療成績判定基準」に従って行われた検証試験でも改善効果がみられました。

グルコサミンはコンドロイチンと併せて摂取することで関節炎の緩和に効果が期待できるとされており、関節痛を患っている方には継続的な摂取が推奨されています。

参考:グルコサミンと変形性膝関節症
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmj/59/2/59_152/_pdf/-char/ja

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は保湿と、骨の動きを滑らかにする作用や緩衝作用があり、特に軟骨や関節液に多く含まれています。この関節液は、軟骨に栄養を運ぶ役割も担っています。

ヒアルロン酸は鎖状の構造として体の至るところに存在する物質で、細胞間の水分保持を行う物質です。

関節液や関節軟骨などに含まれていて、関節の動きをスムーズにする役割を持っており、細胞を修復する際に関与して炎症や傷口の治りを良くしているとも考えられています。

しかしヒアルロン酸は年齢とともに減少し、成人の皮膚に含まれるヒアルロン酸の量は赤ちゃんの20分の1しかないと言われています。

ひざに違和感や痛みを覚える、節々が痛んで上手く歩けないといった場合には、関節の痛みに効果を発揮するヒアルロン酸を食べものやサプリメントなどから継続的に摂取するようにしましょう。

関節の痛みを予防するには、初期の段階から早めに治療を行うことが重要です。関節軟骨の変性を早期に抑えるには、ヒアルロン酸を継続的に補う必要があります。

参考:顎関節症に対するSI-6601A(ヒアルロン酸ナトリウム関節注入製剤)の臨床的有用性の検討
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gakukansetsu1989/6/3/6_3_515/_pdf/-char/ja

オメガ3

オメガ3とは青魚に多く含まれるDHAやEPAと同じ脂肪酸です。これには関節の腫れ、痛み、こわばりが緩和すると言われています。

オメガ3脂肪酸は魚などに多く含まれている脂肪酸で、抗炎症作用にすぐれていることで知られています。WHO世界保健機関でもその効果が認められており、関節への効果もすでに明らかとなっています。

魚の油などからオメガ3を摂取すると、関節の腫れや痛みを緩和する効果が期待できます。人間は体内で自動的にオメガ3を生成することができないため、食べものやサプリメントから定期的に摂取する必要があります。

すでに関節痛を抱えている、もしくは関節に痛みが走る場合には、コンドロイチンなどの関節に良い成分と同時に、オメガ3脂肪酸を補うと良いでしょう。

加齢による関節炎や関節痛のほか、肥満による関節症を抱えている方にもおすすめです。また、オメガ3は関節疾患リスクを軽減する働きもあるため、関節痛予備軍の方にもおすすめです。

参考:オメガ3脂肪酸について知っておくべき7つのこと
http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/05.html

MSM

MSMは北米の針葉樹のイオウ化合物を生成した成分です。体内に存在するミネラルで、関節だけでなく、筋肉や髪の毛、皮膚などの健康を保持に大切な役割を担っています。

人間の関節を滑らかに動かすためには、関節液と呼ばれる潤滑油が必要となります。関節液が減ると軟骨同士が直接ぶつかる形となり、すり減りが加速していきます。

MSMは関節液の主要な成分であり、関節軟骨の修復を促進、さらに炎症や痛みを抑える効果があります。実際に行われた動物実験やヒトへの臨床試験でも効果が確認されており、体内の抗酸化能力を高めて筋肉痛や疲労感を軽減する効果も期待されています。

スポーツや激しい動作をともなう作業、仕事などを日常的に行っている方や、年齢による関節痛、関節炎に悩んでいる方は、関節液の成分となるMSMを補うことによって、骨や関節などの運動機能に関わるトラブルを予防することができます。

参考:メチルスルフォニルメタンとは
http://www.nutritio.net/healthfood/FMPro?-db=healthfood-bbs.fp5&-format=detail.htm&-lay=main&-sortfield=hatugenid&-sortorder=descend&delete==&-max=1&-skip=0&-find=

手軽に摂取するならサプリメントがオススメ

無理なく必要な摂取量を補える方法として活用したいのがサプリメント。年齢とともに減少する軟骨の成分をサプリメントで補うのは大変有効だといえます。

注意したいのは、サプリメントは飲み合わせによって副作用が出たり、過剰摂取によるアレルギー反応が出たりする恐れがあるということ。すでに関節痛で病院を受診している人は、医師に相談の上、服用するようにしましょう。